ー漏電が考えられる4つの現象と電気工事による対処法を解説もー
- 2024.03.29
漏電とは、電気が本来流れるべき回路から外れ、予期せぬ場所に流れることです。
漏電は、火災や感電など、非常に危険な事故を引き起こす恐れがあります。
漏電が起こったら、迅速に電気工事の専門業者へ相談し、適切な対策をしましょう。
しかし、漏電がどのようにして起こるのかや、漏電の原因を特定するにはどうしたら良いかなど、詳しいことがわからないと不安ですよね。
そこで今回は、漏電が起きていると考えられる現象と、漏電が見つかった際の電気工事による対処法ついて詳しくご説明します。
漏電が起きていると考えられる4つの現象
日々の生活で欠かせない電気ですが、正しく使用していても漏電するリスクは存在します。
漏電は、火事や感電の危険があるため、発見次第、迅速な対応をすることが重要です。
ここでは、漏電が起きていると考えられる現象を4つご紹介します。
1.ブレーカーが頻繁に落ちる
これまでにないほど頻繁にブレーカーが落ち始めた場合、漏電が考えられます。
特に、漏電ブレーカーが頻繁に落ちるのであれば、早急な対処が求められます。
電気工事を専門とする業者に依頼して、詳しい症状を見てもらいましょう。
2.コンセントやスイッチの過熱
漏電が疑われる現象の一つとして、コンセントやスイッチ、家電が異常に熱を帯びることがあります。
特に、金属部分にピリピリっと静電気のようなものが感じられた場合には、漏電の恐れが高いため、早めに専門業者へ相談することをおすすめします。
3.電気代がいきなり高騰する
漏電は、不必要な分まで電気が流れてしまうため、電気代が異常に高くなる現象も見られます。
毎月同じような生活をしているのにもかかわらず、電気代が異常に高くなったら、漏電を疑うべきでしょう。
4.電気コードやコンセントから不快な臭いがする
漏電が生じると、電気コードやコンセント、配電盤から特有の異臭がすることがあります。
何かいつもと違った異臭を感じたら、電気工事を専門とする業者に相談してみましょう。
漏電ブレーカーとは?
ご自宅に設置されているブレーカーについては、詳しい役割などをご存知でしょうか?
ブレーカーには、漏電を検知して即座に反応する「漏電ブレーカー」という種類があります。
この章では、ご自宅での漏電に気づくための漏電ブレーカーの重要な機能を3つに分けてご紹介します。
漏電ブレーカーによる対処法
漏電が起こると、ブレーカーが過負荷を感知し、落ちることがあります。
通常、漏電ブレーカーは家庭の配電盤の中央に設置されており、スイッチにはオンとオフのマークが記されています。
漏電ブレーカーが作動するということは、電気系統に何らかの問題が生じている可能性が高いといえるのです。
漏電が発生したのであれば、そのまま電気を使用し続けると火災や感電につながりかねません。
そのため、漏電が疑われる場合は、次の3点を実行して確かめてみましょう。
1.すべてのブレーカーを切る
漏電を放置して電力を使用し続けると、火災や感電事故のリスクが高まります。
そのため、早急にすべての電気ブレーカーをオフにし、安全を確保しましょう。
2.各ブレーカーを順番に入れ直す
漏電を特定するために、漏電ブレーカーを再度オンにします。
次に、部屋ごとのブレーカーを一つずつ順番にオンにしていきます。
どこかしらの部屋で漏電ブレーカーが再度落ちた場合、その部屋が漏電している可能性が高いでしょう。
問題の箇所を特定したあとは、安全を確保するためにそのブレーカーをオフにし、該当する家電のスイッチを切り、プラグを抜きます。
漏電のない箇所は、通電が安全であるため、引き続き使用可能です。
3.漏電箇所が判明したら電気工事業者に連絡
漏電が起こっている部屋を特定できた場合は、できるだけ速やかに電気工事業者に連絡して対応を依頼することがおすすめです。
漏電の修復作業は、専門知識を持つ電気工事士でなければなりません。
火災やその他の重大な事故を防ぐためにも、迅速に専門業者の調査と修復を行うことが重要です。
漏電の発生原因3つ
火災や感電などの危険を引き起こす漏電は、なぜ発生するのでしょうか。
漏電を引き起こす主な原因は以下の通りです。
1.配線の老朽化
電気配線は時間とともに劣化していきます。
経年劣化がもとで、配線に不備が生じ、漏電が起こることも考えられるでしょう。
さらに、害獣による被害などにより、予期せず漏電が生じることもあります。
2.防水処理されていない電気機器の水濡れ
防水機能を持たない電気製品が水に濡れた場合、漏電が起こる場合があります。
水に直接触れなくても、高湿度で漏電が引き起こされることもあり得るでしょう。
3.雷の影響
雷が原因で過大な電流が流れ込むことにより、漏電が発生することがあります。
漏電の一般的原因とその解決策
漏電を引き起こす最も一般的な要因は電気配線の経年劣化です。
使用年数が経過するにつれ、絶縁体の劣化が進み、漏電のリスクが高まります。
しかし、配線のメンテナンスは専門的な知識を要するため、自分で行うのは難しいでしょう。
電気工事が必要な場合は、予期せぬ漏電を避けるためにも、定期的なメンテナンスが欠かせません。
漏電の調査やメンテナンス、補修工事などは、プロの電気工事士へ依頼すると良いでしょう。
安全に電気を使用するための漏電対策
家庭で安全に電気を使用し続けるために、今から始められる漏電防止策をいくつかご紹介します。
電気工事業者にメンテナンスを依頼する
電気回路やブレーカーを含め、新築から10年が経過したらメンテナンスを考えると良いでしょう。
電気関連の作業には専門の知識が求められ、DIYでの対応は一部の小さな作業を除き、法律で制限されています。
少しの異常でも見過ごすと、火事につながる恐れがありますので、定期的なメンテナンスを忘れないでください。
雷雨時の電気機器の扱い方について
雷が鳴っている間は、冷蔵庫やエアコンなど生活必需品以外の電気機器の使用は、避けることをおすすめします。
特に、パソコンなどの電子機器に刺さっている充電器はコンセントから抜いて、不要な電流の流入を防ぐべきです。
これにより、電子機器やデータを守り、雷による漏電のリスクを最小限に抑えることができます。
漏電の際は電気工事業者へ相談を
電気配線の老朽化が漏電の主な原因とされています。
配線が断線するなどの問題も発生しやすいため、信頼できる電気工事業者を探し、依頼を検討しましょう。
たとえ小さな異変でも、直ちに電気工事業者へ相談してください。
まとめ
漏電は火事や感電事故へとつながる危険があり、発見次第、すぐに対応することが必要です。
電気を安全に使い続けるためには、信用できる電気工事業者へメンテナンスや調査を依頼しましょう。
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