ー電気工事の転職は未経験でも可能!必要な資格や条件を紹介ー
- 2024.01.26
将来性があり、やりがいのある仕事に転職をお考えなら、電気工事士への転職を検討してみてはいかがでしょうか。
電気工事士は資格さえあれば、未経験でも可能で年齢制限もありません。
では、電気工事士とはどのような仕事なのでしょうか。
この記事では、業務内容や必要な資格、条件などをまとめました。
電気工事士とは
電気工事士へ転職するなら、電気工事の仕事について把握しておきましょう。
電気工事士を一言でいうならば、「電気のプロフェッショナル」です。
電気は発電所から送配電設備や変電設備などを経て、ビルや工場、公共施設、一般住宅に供給されています。
また、室内で電気製品を使うためには、建物内の電気設備を整える必要があります。
このように、電気が発電されてから使えるようにするまでに行う工事を電気工事といい、電気工事を行う人が電気工事士です。
電気工事士は国家資格であり、電気工事士の資格を持たない人が電気工事を行うことは、法律違反となります。
なぜなら、電気は取り扱いを一歩間違えると、漏電や火災などの重大な事故が発生するリスクがあるためです。
また、感電してしまう恐れもあるでしょう。
よって、電気工事士でなければ、電気工事に携わることはできません。
電気工事士に転職するための条件
電気工事士に転職するには、どのような条件を満たす必要があるのでしょうか。
次の3つの条件を見てみましょう。
1.資格
2.年齢・学歴
3.経験
1.資格
前述したように、電気工事士に転職するには資格取得が不可欠です。
電気工事士の資格は、次の2つがありそれぞれ、難易度や資格取得によって可能な業務の範囲が異なります。
・第一種電気工事士
・第二種電気工事士
どちらも技能試験と筆記試験があり、ほかの国家資格と比べると比較的合格率は高めです。
第一種電気工事士
大型施設や工場などの大規模な電気工事に携われるのが、第一種電気工事です。
もちろん、一般住宅などの小規模な電気工事への従事も可能で、ほとんどの電気工事への従事ができるでしょう。
次に紹介する第二種電気工事士よりも、専門性が高く試験の難易度も高くなりますが、従事可能な業務の範囲が広がります。
第二種電気工事士を既に取得しているのであれば、第一種電気工事士の試験に挑戦し、キャリアアップを図ってみてはいかがでしょうか。
尚、平均的な合格率は次の通りです。
筆記試験:約50%
技能試験:約60%
第二種電気工事士
第二種電気工事士は、比較的小規模な電気工事に携われます。
該当する主な工事は、以下のとおりです。
・エアコンの取り付け
・電話線や無線LANなどの配線工事
・住宅や小規模店舗などの改装に伴う電気工事
第一種電気工事士と比べると、可能な工事の範囲は狭まるものの、小規模な電気工事の件数は多いので、さまざまな電気工事に携われるでしょう。
よって、第二種電気工事士の資格のみで電気工事に従事している人は少なくありません。
平均的な合格率は次の通りで、第一種電気工事士と比べるとやや高めです。
筆記試験:約60%
技能試験:約70%
2.学歴・年齢
電気工事士に転職するには、学歴や年齢に制限はありません。
学歴や年齢を重視する企業もありますが、電気工事士の資格さえあれば、基本的に誰もが転職可能です。
ただし、電気工学系の大学や専門学校を出ている人は、専門的な知識を学んでいるため有利でしょう。
また、電気工事士の平均年齢は約40〜45歳と言われており、ミドル層・シニア層で異業種から電気工事士へと転職する人も度々見られます。
3.経験
電気工事士の有資格者であれば、実務経験がなくても転職が可能です。
前述したように、異業種から転職する人も多く、未経験を歓迎する求人も少なくありません。
電気工事士への転職に向いている人
電気工事士は資格さえあれば転職可能ではありますが、向き不向きはあります。
電気工事は、電気設備の新設だけでなく、管理や点検も含まれますので、一つひとつの作業を丁寧に行うことが重要です。
また、電気工事の仕事には体力が必要です。
現場によっては、重いケーブルや配電盤といった機材を取り扱いますし、長時間にわたって立ち仕事を行うことがあるためです。
さらに、電気は技術の進歩が目覚ましく、次々と新たな技術などが生まれています。
継続して新しい技術や知識を学ぼうとする学習意欲のある方は、電気工事に転職すると活躍できるでしょう。
よって、次のような人が電気工事士への転職に向いています。
・一つひとつの作業を丁寧に行える
・ものづくりが得意、または興味がある
・図面通りに施工できる
・体力がある
・学習意欲が高い
電気工事士の将来性
電気工事士へ転職しようとしているなら、将来性も気になることでしょう。
近年は、AIの発達により一部の仕事はAIにとってかわられてしまうともいわれており、実際、技術などの発達によって消えてしまった職業もあります。
しかし、電気工事士は以下の理由から将来性のある仕事だといえます。
・工事件数が多い
・人手不足である
・AIではできない仕事である
現代社会において、電気は欠かせないインフラのひとつです。
電気に代わるエネルギーが開発されない限りは、電気工事士の仕事はなくならないでしょう。
また、電気工事士は人手不足に陥っており、今後も人手不足は加速することが予想されています。
第一種電気工事士は、2020年の段階で需要に対して2万人もの人材が不足しており、2045年には、さらに不足し2万4千人の人材不足が予測されています。
第二種電気工事士は、第一種と比べて有資格者の人口が多いため、第一種ほど深刻ではありませんが、2040年には2万人の人材が不足する可能性があります。
これらの理由から、電気工事士の将来性は高く、転職を考えている方にもおすすめの職業です。
まとめ
電気工事士は、有資格者なら誰もが転職できる職業です。
また、電気は私たちにとってなくてはならないもので、AIに仕事を奪われることもないため、将来性もあるでしょう。
何といっても、携わった工事が完了したら「電気が通り照明が点灯した」など、成果を目にできるため、大きな達成感が得られます。
興味のある方は、まずは電気工事士の資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。
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